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AIで税理士の仕事は本当に減るのか? 1年以上使い続けた実感

  • 7月15日
  • 読了時間: 3分


「税理士はAIに仕事を奪われる」——そんな記事を目にするたびに、「本当にそうなのか?」と感じていました。

私自身、Geminiを1年以上、Claudeを今年3月から使い続けています。4カ月以上使い込んだ今の正直な感想を書いてみます。

実感①「AIで短縮できる仕事は、思ったより限定的」

まず率直に言うと、AIで大きく時間が短縮できた業務は、今のところかなり限られています

文章の下書き、メールの整理、簡単な調べもの——こうした場面では確かに便利です。ただ、「税理士としての本業」に直結する部分では、思ったほど恩恵を受けていないのが実情です。

本業に直結する税務業務では、AIの効果を実感できる場面がまだ非常に少ない。

実感②「そもそも、すでに効率化されていた」

なぜ効果を感じにくいかというと、クラウド会計をはじめとするツールによって、効率化できる領域はすでに効率化されていたからだと思います。

入力・仕訳の作成補助——これらはfreeeやマネーフォワードが数年前から担ってきました。AIが入り込む余地は、すでにかなり狭くなっています。

クラウド会計ツールが先行して効率化を果たした結果、AIが活躍できる余地は限られている。

実感③「税務の調べものはWebではなく書籍が基本」

これが一番大きなギャップかもしれません。

AIは基本的に、インターネット上の情報をもとに回答を生成します。しかし税務の実務では、正確な根拠は書籍や裁判例にあります。税務六法、各種解説書——こうした情報はウェブ上に十分には存在しないため、AIが「正しい答え」を出せないケースが少なくありません。

実際、AIの回答をそのまま信じると誤った判断につながりかねないため、必ず書籍で確認するプロセスは変わっていません。

税務の正確な根拠は書籍・裁判例にある。AIの回答は必ず書籍で根拠の確認が必要。

それでもAIを使い続ける理由

「効果が限定的」と書きましたが、それでも使い続けているのは、じわじわと役に立っている場面があるからです。

ブログやコラムの文章整理、お客様向け資料のたたき台、業務フローの整理——こういった「本業の周辺業務」では助かっています。まだ道具として発展途上ですが、使い方次第で変わる余地はあると感じています。

まとめ

現時点では、「AIで税理士の仕事が大幅に減る」という状況にはなっていません。クラウドツールが先行して効率化を果たし、税務特有の調査方法(書籍中心)との相性問題もあります。

ただ、これは「AIが役に立たない」という話ではなく、使いどころを見極めることが大事だということです。私たちも引き続き試しながら、お客様のサポートに活かせる場面を探していきます。

 
 
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